板金とは、事故などで破損した箇所を、部品交換や脱着、立付け調整・板金作業(鉄板パネルの叩き出し・引き出し)する作業の事を言います。
そのため、板金での作業が、修理後の仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。
ディーラなどは、破損箇所を新しい部品に丸ごと交換する事が多く、破損箇所の大小に関係なく一定の部品代がかかり、そのため修理代金が高額になる場合が多くございます。
そのため、当社では、板金などで修理が可能な損傷は、出来るだけ部品交換なしに修理を行い、クリップやエンブレム等、通常ならば交換を要する部品も丁寧に使い再利用をする事で、トータルで部品代を抑えることで、無駄な出費を極力少なくなるように対応させていただいております。
また、万が一、部品交換が必要となった場合も、お客様のご予算に合わせて、新品部品より安いリサイクル部品(40~80%OFF)を使うことで、仕上がりは新品部品を使用するのと遜色ない仕上げを行わせていただいております。
板金作業の違いと当店での板金作業について
べた塗り板金:へこみに対して、パテのべた塗りをする方法です。当社では行っておりません。
短納期で安価ですが、デメリットが多い板金方法です。車体が凹んでいる状態では、ボディのねじれにより、強度が落ちてその周辺がもろくなってしまう結果、再度事故などをして同じ場所を破損した場合に、被害が大きくなってしまう事になりかねません。
長所としては、安価で手軽に短期間に仕上がるということになりますが、愛車を長く乗っていくのであれば、お薦めは出来かねます。クイックリペア板金:ある程度へこみの部分を鉄を叩き、表面をパテで仕上げる方法です。最もポピュラーな方法となります。
ボディの凹みをある程度戻すことで、強度を事故前にある程度近づける事が出来き、また、表面の凸凹をパテで整地する為、修復後が目立たないと言うことがあります。
費用は少し高くなりますが、安価に手軽に仕上げるのであればこちらを選択された方が良いかと思います。全叩き板金:凹みを叩きで修復する板金方法です。この板金の最大のメリットは、鉄を叩く事により、事故前のボディ形状に完全に戻すことが出来、また、ボディの強度も落ちないため、事故後のクルマの状態が一番良い板金方法といえます。ただ、手間と技術が必要ですので、その分割高で時間が掛かるということになります。が、愛車を長く乗って行くのであれば、こちらを選択された方が良いと思います。
当店ではお客様のご予算に合わせ、破損状況や復元状況を総合的に判断してご提案させていただきます。
フレーム修正機による骨格修正、修理の対応
車の故障・損傷の中でも事故等による大きな損傷で、車の骨格(フレーム)が歪んでしまったりする場合があります。
その場合にフレーム修正機を使い元の状態に戻していきます。
最近では、車は衝突安全対策が進んでいるため、運転手の生命を第一に考えられており、運転席部分を強く、その他の部分で衝撃を吸収しようと段階的にやわらかく作られている為、事故や強い衝撃を受けるとフレームが歪んでしまうケースもあります。
フレーム修正機を用いて、メーカー公表寸法通りに1ミリ単位の修正を致します。歪みの一番奥から順に伸ばしていくので正確に、また綺麗に復元できます。
当社ではジグ式フレーム修正機を用いて、メーカーの仕様どおりの寸法合わせて1ミリ単位の修正を行い元の状態に戻るよう修理していきます。
この作業を行わないと、まっすぐ走らない車になってしまい カーブを曲がりきれない車になってしまう恐れがあるので、ただ安いだけの修理では安心できないこともあります。
せっかく修理するお車、修理後も長く乗っていくために当社にぜひご相談ください。